長女計画

勉強ができて偉いねって言われるためにしっかり勉強して、絵が上手いねって言われるために練習して、字が上手いねって言われるために練習して、頭が良いねって言われるために本を読んで、気が利くねって言われるためにいろいろ作業を請け負って、て小中高までいろいろしてきたことってたぶん「すばらしい長女」という仕事を全うするために必要な業務の一環であって、
学問を極めることも絵を極めることも書道を極めることも本をたくさん読むことも人を気遣うことも、実はそんなに向いてねぇな、どれも一番にはなれないな、と思ってしまった時が私のすばらしい人生の崩壊の始まりだったんでしょうね。 一生すばらしい長女がんばるぞ!!!ていう強さもなかったんですね。
「やりたいことをやっていい」時期になんだか別の「すばらしい長女業務」で忙しかったから、今その反動でものすごく甘ったれなんでしょうね。
と思うと私の22年、ものすごく中身の無い空っぽなものだったんだな、と。

「○○が得意な國分千恵子」というのはぜんぶ私に必要だったオプションでハリボテなんですよ。

おなかいたい。

こくぶでした。